活動状況

第2回 現象と数理セミナー

「新型インフルエンザの大流行を防げるか?」

講演者:竹内 康博氏(静岡大学創造科学技術大学院)

日時 : 2008年11月19日(水) 5限(16:20 – 17:50)
場所 : 明治大学生田キャンパス A館特殊プレゼンホール(A416,A417)  (小田急線生田駅下車徒歩15分)

高病原性をもつH5N1型トリインフルエンザは,東南アジア・ヨーロッパ・アフリカで発生し,家禽に深刻な影響を与えている.現在H5N1型トリインフルエンザウイルスに感染した鳥から人間への感染は発生しているが,人間の間での感染を引き起こすウイルスにはなっていない.多くの専門家は,近い将来ウイルスが突然変異により人間の間で容易に伝染する能力を獲得し,(数千万人の死者を出した1918年のスペイン風邪を上回る)パンデミックが発生することを予想している.
本講演はパンデミックによる被害を最小限にするための政策について数理モデルを用いて議論する.政策の有効性は,現在流行しているH5N1型トリインフルエンザウイルスと突然変異の結果出現するウイルスの毒性に関連していること,隔離政策は患者数と死亡者数をともに減少させるが,感染鳥を除去する政策はかえってパンデミック被害を大きくする場合があることを示す.

 

 

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